こんにちは、オレっちです!
「水仙の名所」って聞くと、こう・・・上品で優雅なイメージしません?
一面の花畑を静かに歩いて、はぁ〜ええ香りやわぁ、みたいな。カメラ構えたおじさまが黙々と撮ってて、遠くに海が見えて。そういうヤツ。
・・・って、思ってるアナタ!せやな!(・∀・)
オレっちも完全にそのつもりで、淡路島の『立川水仙郷』に行きました。ちゃんと水仙も見ました。見たんですけどね。
10年経った今、思い出せるのが水仙以外のことばっかりなんですよ。
なんでそんなことになったのか、順番に見ていきましょか。
(ちなみにこの日は淡路島をぐるっと回ってた日で、午前中は[イングランドの丘]でコアラに肩透かしを食らってきた直後です)
入口ゲートの時点で、すでにB級の香りがすごい

県道沿いにポンと立ってる入口ゲート。ここで入園料500円を払って中に入ります。
で、いきなり言うのもアレなんですけど・・・
このゲート、すでにB級臭がプンプンしてるんですよ。
なんちゅうか、手作り感といいますか。「観光地の入口」というより「知り合いの敷地の入口」に近い佇まい。この時点で、ちょっと嫌な予感と、ちょっとええ予感が同時にしました。
そして入園料を払うと、なんかもらえます。

水仙まんじゅう。
いや、まんじゅうくれるんかい! Σ(゚Д゚)
こういうトコのオマケって、正直あんまり期待せんのですけど・・・お味は意外(?)にもフツーに美味かったです。この日いちばんの伏兵。
駐車場までの道が、まさかの絶壁
まんじゅうをホクホクしながらゲートをくぐったら、こうなります。

下る。ひたすら下る。
しかもこれ、写真やと伝わりにくいんですけど、なかなかのトンデモナイ急斜面です。車で降りていくんですが、車高の低い車やと正直しんどいんちゃう?ってレベル。
行きは「うわ、すご」で済むんですけど、帰りにこれを登ると考えたら、ちょっと現実から目を逸らしたくなりました。
で、その下りの途中に、これがあります。

なんかウサンクサイ鳥居。
いや、気になるでしょこれ。めちゃくちゃ気になる。でも、まずは本命の水仙畑ですからね。ここは大人の対応で後回しにしました。
・・・この判断が後で効いてくるので、覚えといてください( ・`ω・´)
到着。とりあえず拝んで、景色を眺めて
坂をだいぶ下って、ようやく到着です。

着いた先には、なんか仏像がいらっしゃいました。

健康観音菩薩さま。とりあえず拝んでおきます。ご利益は・・・まぁ、あるということで(・∀・)
そして、ここの一番の売りはコレ。

この景色。
これは素直にスバラシイ。南向きの斜面が丸ごと海に面してるので、視界に邪魔なものが一切ありません。ここは文句なし。
で、肝心の水仙はというと。

はい、咲いてます。ちゃんと咲いてます。
で、水仙郷の紹介は以上です。
・・・
「おいおい、アッサリしすぎやろ! しかも、たいしてB級っぽくもないやんけ!」
って思いました? せやな!(・∀・)
ここで終わってたら、オレっちも「まぁ景色は良かったな」で忘れてたと思います。
でもね。本命は、まだ下にあったんですよ。
本命は、さらに下にあった
水仙畑からさらに下っていくと、こういうのが現れます。

淡路島 ナゾのパラダイス。
略してナゾパラ。看板にはこう書いてあります。
『おしべとめしべのことをまなぶところ』
・・・アナタ、今なんとなく察しましたやろ?( ◜ω◝ )ニチャア
その察しで、だいたい合ってます。ここ、いわゆる秘宝館というやつです。もちろん18歳未満は入館禁止。
では、いざ中へ。

・・・いや。
アカンやつや!!!!!( ゚д゚ )クワッ!
館内の写真、当時めちゃくちゃ撮ったんですよ。撮ったんですけど、1枚も出せません。
これは今回このブログに移すにあたって判断したわけじゃなくて、10年前の元記事の時点で「諸事情によりカットします」って書いてました。当時のオレっちも同じ壁にぶち当たってたわけです。10年経っても壁の位置は動いてませんでした。
なので、お見せできるのはここまで。

出口。
ありがたみ、ゼロ!!
一応フォローしておくと、館内は「エロい」というより「濃い」が正しい表現でした。館長さんが全国から集めた珍品・奇品がこれでもかと並んでて、壁一面には手書きの格言がびっしり貼ってある。ジャンルとしては秘宝館なんですけど、体感は個人の収集癖の展示会に近い。
ちなみに出口の横には、探偵ナイトスクープが取材に来たときの記念写真が飾られてました。ここ、番組で取り上げられて一躍有名になったスポットなんですよね。(写真のほうは、写ってる方の関係でお見せできません)
帰り道、後回しにしてたUFO神社がトドメやった
さて、坂を登って帰る途中。
覚えてます? さっきのウサンクサイ鳥居。
はい、寄りました。だって気になるやん(・∀・)
まず出迎えてくれるのがコレ。

トーテムポール。
神社に。鳥居の横に。トーテムポール。
なんで!? ・・・って聞いても誰も答えてくれません。
で、奥にはもっと味のあるモノが並んでます。

なんか唄の歌詞が彫られた石碑があるんですけど、
バッカーンって割れてしもてるやないかい!!
これ、たぶん割れる前は立派だったんやと思うんですよ。でも割れてしまった今は、なんか妙な迫力だけが残ってます。

こちらは昔のテレビ番組にちなんだ記念碑。オレっちも子どもの頃に観た記憶がうっすらあります。なんでここにあるのかは、やっぱり分かりません。
で、肝心のUFO神社の本体はというと。

・・・あ、違った。
こっちでした。

小っちゃ!!
いや、小さい。想像の10分の1くらい。
しかも、これが一番の問題なんですけど、
なにがどう「UFO」なのか、まったく伝わってきません。

ね? 小さいでしょ?(苦笑)
そして、ここでトドメを刺してくるのがコレです。
これも探偵ナイトスクープで取り上げられて有名になったんですけど、境内には**『チンチン音頭』**という唄の石碑が立ってます。
以降は伏せますけど、このチ◯チ◯音頭、歌詞の内容が・・・
男子小学生かよ!!
っていうレベルなんですよ。石碑にする内容ちゃうやろ、と。写真は自主規制しますが、そういうものが真顔で立ってると思ってください。
水仙、どこ行った(ノ∀`)タハー
で、正直な感想を言うてもエエですか?
まず水仙のほうから。
正直、水仙は「まぁ、キレイやったよ?」レベルでした。
500万本っていう数字を先に聞いてたので、めちゃくちゃ身構えて行ったんですよ。でも実際に立ってみると、思ったより斜面がコンパクトで、「うわぁ!」より「ほう」に近い感想でした。海の景色のほうが強かったくらいです。
じゃあガッカリスポットやったんかというと、全然そんなことはないんですよね。
というのも、ここって「水仙を見る場所」として来ると肩透かしを食らうんですけど、「館長さんの頭の中を歩く場所」として来ると満点なんですよね。
だって考えてみてください。
- 斜面を開墾して水仙を植えた人がいて
- 冬しか客が来ないから、通年で来てもらおうと秘宝館を作って
- そこに自分の収集品を全部詰め込んで
- ついでに鳥居も建てて、トーテムポールも置いて、石碑まで彫らせて
全部、同じ人の思いつきなんですよ。
普通、施設ってこうはならんのです。会議があって、予算があって、整合性を取るじゃないですか。ここにはそれが一切ない。一人の人の「これ置きたい」がそのまま形になって、56年ぶんそのまま積み上がってる。
つまりオレっちがガッカリしかけた原因は、施設側やなくて看板と中身のズレやったんですよね。『立川水仙郷』っていう真っ当すぎる名前が、この中身と釣り合ってなかった。「水仙もある珍スポット」と書いてくれてたら、たぶん誰も肩透かしを食らわずに済んだ。
期待値の置き所さえ間違えなければ、ここは間違いなく淡路島でいちばん記憶に残る場所でした。
現に、10年経っても水仙より鳥居のほうを覚えてるわけですからね。( ゚∀゚)o彡°
立川水仙郷は、2023年に幕を下ろしました
ここからは、少しだけ現在の話を。
立川水仙郷は1967年(昭和42年)開業。灘黒岩水仙郷と並ぶ「淡路島2大水仙郷」のひとつとして知られていました。
そして2023年9月2日、閉館。オーナー(館長)が亡くなられたことによるものです。水仙郷も、ナゾのパラダイスも、UFO神社も、まとめて閉じました。
その後、ナゾのパラダイスだけ期間限定で臨時に開館した実績もあるようですが、今後の見通しは不透明。2025年時点では、施設そのものが売却に出ているという話も出ています。
・・・まぁ、そらそうなるわな、とも思うんですよ。
さっき書いたとおり、あそこは一人の人の思いつきが施設サイズまで膨らんだ場所でした。会議も予算も整合性もないぶん、代わりに引き継ぐための設計図もない。その人がいなくなったら、もう誰も再現できないんです。
行っといてよかった、というのが正直なところ。( ˙-˙ )スン…
今、淡路島で水仙を見るなら
とはいえ「水仙が見たい」という話なら、淡路島にはもう一方の本命があります。
灘黒岩水仙郷(南あわじ市)。福井の越前海岸、千葉の鋸南町と並ぶ「日本三大水仙群生地」のひとつで、こちらは自生地です。
しかも近年けっこう変わってまして、
- 2023年12月にリニューアルオープン。展望デッキとカフェを備えた施設が整備
- 2025年4月23日からは通年営業を開始。水仙シーズン以外でも行けるように
なりました。立川とは違って、正真正銘の「花を見に行く場所」です。
・・・鳥居もトーテムポールも無いですけどね(・ω<)テヘペロ
灘黒岩水仙郷とセットで回れるモデルコースは、淡路島 完全ガイドにまとめてます。水仙シーズンに行くなら、ついでに覗いてみてください!
基本情報
| 住所 | 兵庫県洲本市由良町由良2877-22 |
|---|---|
| 料金 | 当時:500円(水仙まんじゅう進呈) |
| 駐車場 | 無料 |
| 所要時間 | 1〜2時間 |
| 備考 | 2023年9月2日をもって閉館 |
まとめ
水仙を見に行ったのに、覚えてるのは鳥居と石碑と小さすぎる社。
看板に偽りアリ・・・とは言いません。だって水仙、ちゃんとありましたからね。ただ、水仙が主役やと思って行ったオレっちの読みが甘かった、という話です。
こういう「その人がいなくなったら消えてしまう場所」って、たぶんアナタの近所にもあると思うんですよ。気になってるけど、まだ行ってないトコ。
あれ、行けるうちに行っといたほうがエエですよ。マジで。
ちなみにこのブログには、他にももう行けなくなってしまったスポットの記録がちょいちょいあります。よかったら「もう行けない」タグから覗いてみてください。
アナタにも「無くなってしもた思い出のスポット」ありません? コメントで教えてもらえたら嬉しいです!w


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